日経新聞20181222夕刊
今日の夕刊で注目した記事は、
シェアサービス 子育て層をつかむ
である。
「乳幼児・未就学児の子供がいる人のシェアリングエコノミーの利用経験は24%と、子供がいない人(14%)より高い」との調査結果があるとのことで、子育て世代のニーズをくみ取っているのであろう。
しかし、シェアするのは、知育玩具の「モノ」だけでは、もったいない。私が理科教育業界にいたとき、親御さんは試行錯誤を繰り返し、ご自身のお子さんにあったものを選ぼうとしていた。知育玩具の選び方や、その知育玩具と発達段階のタイミングの合わせ方、知育玩具の効果などもデータを収集・分析することでシェアできるのではないだろうか。
シェアしていたものを返却する際に、アンケートに回答してもらうことで、そのお子さんとの相性や、発達段階とマッチしていたのかなどの分析が可能になる。また、分析結果から、新たな知育玩具の商品開発にもつながるだろう。
子供の遊びの発展は社会全体にとって重要だと思う。子供の発達に貢献するシステムまで、シェアシステムを発展させられたら素晴らしいと思う。
たかが玩具、されど、楽しみながら学ぶことこそ、最高の教育になるはずだ。個人の特性に合わせて最高の教育を提供できたなら、楽しい社会になるのではないか。
様々な種類の玩具(体験)をモノのシェアにより低コストで提供
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個性と発達段階に合わせてオーダーメイドの(玩具の組み合わせ・タイミングで)提供
子供の教育に携わった身としては、とても楽しみなシステムに発展しそうで、大いに期待しています。